ベトナムへの旅行や出張、現地との会議を控えている方なら、 「ベトナムと日本の時差は何時間で、どちらが進んでいるのか」 「日本との会議や連絡は、何時なら現地に迷惑をかけないのか」 「フライトは何時間で、時差ボケはあるのか」 ——このような疑問をお持ちではないでしょうか。
ベトナムと日本の時差は2時間で、日本のほうが進んでいます。日本の正午はベトナムの午前10時で、サマータイムも国内時差もないため、一年中どの都市でも変わりません。
この2時間は、旅行では「時差ボケがほぼない」、ビジネスでは「日本の業務時間とベトナムの勤務時間がほぼ重なる」という意味を持ち、時差を踏まえた連絡・会議・渡航の計画がすぐに立てられるようになります。
この記事では、ベトナムの時差を確認したい方に向けて、
- 早見表・計算方法と、なぜ2時間なのか
- ハノイ・ホーチミン・ダナンの国内時差と周辺国との時差
- ベトナムの勤務時間と日本との重なり、会議に向く時間帯
- オフショア開発での日次運用と、欧米・インドとの比較
- フライト時間・時差ボケ・到着後の動き
上記について、2018年からホーチミンに住み、日本の企業様とベトナムの開発チームを日々つないでいる当社の実務経験を交えながら解説しています。
時差の確認から会議・渡航の計画までがこの1本で済みますので、ぜひ参考にしてください。
目次
- ベトナムと日本の時差は2時間
- 早見表と計算方法
- なぜ2時間か
- ハノイ・ホーチミン・ダナンに国内時差はない
- ビジネスで押さえる時差2時間の実務
- ベトナムの勤務時間と日本との重なり
- 会議・連絡に向く時間帯と、テトの注意
- オフショア開発の日次運用
- 欧米・インドとの比較
- 出張・旅行で知っておくこと
- フライト時間(都市別)と帰りのほうが早い理由
- 時差ボケはほぼない
- 到着後の時計合わせ・スマホ設定・営業時間
- 【FAQ】ベトナムの時差に関するよくある質問
- ベトナムの10時は日本の何時ですか?
- ハノイとホーチミンで時差は違いますか?
- ベトナムにサマータイムはありますか?
- 日本との会議は何時に設定すればよいですか?
- オフショア開発で時差は問題になりますか?
- まとめ: ベトナムの時差は2時間
ベトナムと日本の時差は2時間——早見表・計算方法・サマータイムなし

「ベトナムのほうが進んでいると思っていた」——方向を取り違える方が意外と多いポイントです。
ベトナムと日本の時差は2時間で、日本のほうが進んでいます。
日本が正午のとき、ベトナムは午前10時です。
早見表と計算方法——日本の時刻から2時間を引く
日本時間(JST) | ベトナム時間(ICT) |
|---|---|
7:00 | 5:00 |
9:00 | 7:00 |
10:00 | 8:00 |
12:00 | 10:00 |
15:00 | 13:00 |
18:00 | 16:00 |
21:00 | 19:00 |
0:00 | 前日 22:00 |
計算は3ステップで済みます。
- 方向を決める:日本→ベトナムか、ベトナム→日本か
- 2時間を引くか足すか:日本→ベトナムなら引く、ベトナム→日本なら足す
- 日付をまたぐ場合を補正する:結果がマイナスなら「前日」、24時を超えたら「翌日」
たとえば日本の午前1時は、2時間引いてベトナムの前日23時です。
逆にベトナムの23時は、2時間足して日本の翌日1時になります。
なぜ2時間か——UTC+7とUTC+9、サマータイムなし
ベトナムの標準時はインドシナ時間(ICT)で、協定世界時(UTC)より7時間進んだUTC+7です。
日本は日本標準時(JST)でUTC+9のため、差し引き2時間、日本のほうが進んでいます。
ベトナムも日本もサマータイム(夏時間)を採用していないため、季節によって時差が変わることはなく、一年を通じて2時間で固定です。
欧米のように夏と冬で時差が変わる国と違い、計算を間違えにくいのがベトナムの利点です。
ハノイ・ホーチミン・ダナンに国内時差はない——周辺国との時差
ベトナムは南北に細長い国ですが、国内にタイムゾーンの区分はありません。
ハノイ(北部)・ダナン(中部)・ホーチミン(南部)のどの都市でも時刻は同じで、日本との時差は一律2時間です。
国内線で移動しても時計を合わせ直す必要はありません。
国・地域 | 標準時 | ベトナムとの時差 |
|---|---|---|
タイ・カンボジア・ラオス | UTC+7 | なし |
シンガポール・マレーシア・中国・フィリピン | UTC+8 | +1時間 |
日本・韓国 | UTC+9 | +2時間 |
インド | UTC+5:30 | −1時間30分 |
タイやカンボジアと周遊しても時計は変わらず、シンガポール方面に移動するときだけ1時間のずれがあります。
時差の確認は「日本の時刻から2を引く」で終わり、それ以上の計算は要りません。
ビジネスで押さえる時差2時間の実務——勤務時間の重なり・会議に向く時間帯・オフショア開発の運用

「朝一の会議を、現地の始業前に入れてしまっていた」——時差2時間で起きる失敗のほとんどは、この種の小さなずれです。
時差が小さいからこそ、勤務時間の重なりと現地のリズムを知っておくと、連絡と会議が格段に楽になります。
ベトナムの勤務時間と日本との重なり——日本の9〜18時はベトナムの7〜16時
ベトナムの法定労働時間は1日8時間・週48時間以内で(2019年労働法典第105条)、始業・終業の時刻は企業ごとに定められます。日本の9時〜18時は、ベトナムでは7時〜16時にあたります。
日本時間 | ベトナム時間 | 状態 |
|---|---|---|
9:00 | 7:00 | 現地は始業前〜出社直後。急ぎの連絡は避ける |
10:00〜12:00 | 8:00〜10:00 | 双方が稼働。会議に最適 |
12:00〜13:00 | 10:00〜11:00 | 日本は昼休み。現地は稼働中 |
13:00〜17:00 | 11:00〜15:00 | 双方が稼働 |
18:00 | 16:00 | 日本の終業。現地はあと1時間 |
19:00以降 | 17:00以降 | 現地は終業。翌日対応になる |

日本の営業時間のほぼ全体が現地の勤務時間と重なり、「相手が寝ている時間に送ってしまう」ことがほとんど起きません。
会議・連絡に向く時間帯と、テトの注意
会議に向くのは、日本時間の10時〜12時と14時〜17時です。
- 日本の朝9時台は避ける:現地は7時台で、出社前の担当者もいる
- 日本の夕方18時以降は翌日対応になる:現地は16時。急ぎなら17時までに投げる
- テト(旧正月)前後は稼働が落ちる:2026年の公式休暇は2月16日〜20日の5日間で、前後の週末を含めると2月14日〜22日の9連休になる(ベトナム内務省 通知9441/TB-BNV、2025年10月16日)。企業の実態では休暇や帰省で前後にさらに広がり、連絡が滞りやすいため、計画は前月に固める
- ベトナムの祝日を共有カレンダーに入れる:日本の祝日と重ならないため、双方の休みを見える化する
ベトナムは朝型の国で、職場も早い時間から動き出します。
日本の午前中に用件を投げると、現地の午前中に返ってくる、というリズムが基本です。
オフショア開発の日次運用——朝会・チャット・夕方報告
たとえば当社のラボ型開発では、時差2時間を前提に次の日次運用を組んでいます。
- 日本の午前中(ベトナムの朝)に現地チームの朝会:日本人PMまたはブリッジSEが、日本側の要望と決定事項をその場で共有する
- 日本の10時〜17時(ベトナム8時〜15時)はチャットで質問を往復:当日中に確認が返り、判断待ちで現地が止まらない
- 日本の夕方(ベトナム15〜16時)に進捗・課題・リスクの3点を報告:日本側は翌朝の判断材料として受け取る
2018年からホーチミンで日系企業約100社と付き合ってきましたが、時差が原因で連携に失敗した案件はほとんどありません。
失敗の原因は時差ではなく、「誰が決め、誰が確認するか」が曖昧なまま進んだことでした。
体制と運用ルールの組み方はオフショア開発の日本人PMで解説しています。
欧米・インドとの比較——時差2時間の価値
開発拠点の例 | 日本との時差 | 日本の業務時間との重なり |
|---|---|---|
ベトナム | 2時間 | 9〜18時のうち約8時間 |
インド | 3時間30分 | 約5時間30分(現地の朝〜昼) |
東欧(UTC+2の例) | 7時間 | 約2時間(日本の夕方のみ) |
米国西海岸(UTC−8の例) | 17時間 | 実質なし |
時差が大きい拠点では、日本の朝に投げた質問の答えが翌日になり、判断待ちで1日が消えます。
ベトナムなら日本の業務時間内に質問・確認・報告を完結でき、これが時差2時間の実務上の最大の価値です。
「時差が小さい」とは、日本と同じ時間に働ける、ということです。
出張・旅行で知っておくこと——フライト時間・時差ボケ・到着後の動き

「深夜便の翌日がつらい」——ベトナム出張で体にこたえるのは、時差ではなく便の選び方です。
フライト時間・時差ボケ・到着後の動きを整理します。
フライト時間(都市別)と帰りのほうが早い理由
日本の主要空港からハノイ・ホーチミンへは直行便が就航しています。所要時間は路線・季節・曜日・機材・天候で変わるため、日程を組むときは利用する航空会社の時刻表で実際の所要時間を確認してください。
帰りのほうが短くなるのは、偏西風(ジェット気流)が日本へ向かう復路で追い風になるためです。
たとえば朝10時に成田を出て6時間のフライトなら、日本時間では16時ですが現地は14時に着く——この「見かけ上の到着時間」のずれも、時差2時間の効果です。
時差ボケはほぼない——つらいのは深夜便のフライト疲れ
体内時計のずれは時差が大きいほど大きくなります。ベトナムとの差は2時間しかないため、渡航しても生活リズムはほとんど崩れません。
つらいのは、現地を深夜に出て日本へ早朝に着く便のフライト疲れです。
機内で眠れても実質は短時間の睡眠で、到着日は「なんとなくだるい」状態が1〜2日続くことがあります。
出張なら、深夜便の翌日に重要な会議を入れない、旅行なら到着日の予定を軽くする、という組み方が現実的です。
深夜便で渡航する日は、機内で眠れるよう前日までに就寝時間を少しずつ後ろにずらし、到着後は日光を浴びると体内時計が合いやすくなります。
到着後の時計合わせ・スマホ設定・営業時間
到着したら時計を2時間戻すだけで、スマホは自動設定がオンなら現地のSIMやeSIMに接続した時点で切り替わります。
日本の家族や取引先と連絡が多い方は、世界時計に東京とホーチミンを並べて表示しておくと計算が要りません。
ベトナムの街は朝型で、カフェは早い時間から開きます。商業施設や博物館の営業時間は施設ごとに異なり、昼休憩で一度閉まる施設もあるため、訪問前に公式サイトで確認してください。
テト(旧正月)期間は休業する個人商店もあるため、1〜2月の渡航は事前に確認してください。
時差より、便の選び方と到着日の組み方で出張の疲れは決まる、というのが在住者の実感です。
【FAQ】ベトナムの時差に関するよくある質問

ベトナムの時差について、よくいただく質問に結論から回答します。
オフショア開発の体制に関する個別の相談は、無料相談でお答えしています。
ベトナムの10時は日本の何時ですか?
日本の正午12時です。
ベトナムの時刻に2時間を足すと日本の時刻になります。
ハノイとホーチミンで時差は違いますか?
違いません。
ベトナムは国内に時差がなく、ハノイ・ダナン・ホーチミンのどの都市でも日本との時差は一律2時間です。
ベトナムにサマータイムはありますか?
ありません。
日本にもないため、時差は季節によらず一年中2時間で固定です。
日本との会議は何時に設定すればよいですか?
日本時間の10時〜12時、または14時〜17時が目安です。
日本の朝9時台は現地の始業前にあたることが多いので避けてください。
オフショア開発で時差は問題になりますか?
日本の9〜18時はベトナムの7〜16時で、業務時間のほぼ全体が重なります。
日本の午前中に朝会、日中にチャット、夕方に報告という日次運用にすれば、時差が原因で止まることはほぼなし。
まとめ: ベトナムの時差は2時間——旅行では時差ボケなし、ビジネスでは日本の業務時間内に同期できる
ベトナムと日本の時差は2時間で、日本のほうが進んでいます。日本の正午はベトナムの午前10時です。
この記事の要点は次の5つです。
- ベトナムはUTC+7、日本はUTC+9。サマータイムも国内時差もなく、ハノイ・ダナン・ホーチミンとも一年中2時間で固定
- ベトナムの法定労働時間は1日8時間・週48時間以内(2019年労働法典第105条)。日本の9〜18時はベトナムの7〜16時にあたり、日本の業務時間のほぼ全体が重なる
- 会議は日本時間の10〜12時・14〜17時が目安。日本の朝9時台(現地の始業前)は避け、テト前後は計画を前倒しする
- オフショア開発では、日本の午前中に朝会、日中にチャット、夕方に3点報告という日次運用で、判断待ちで現地が止まる時間を最小にできる
- 直行便の所要時間は航空会社の時刻表で確認する。帰りは偏西風で短くなる。時差ボケはほぼなく、注意すべきは深夜便のフライト疲れ
時差の確認は「日本の時刻から2を引く」で終わります。
そのうえで、旅行なら到着日の予定を軽くし、ビジネスなら会議の定刻を固定して現地の祝日をカレンダーに入れてください。
時差2時間は障害ではなく、日本と同じ時間に働ける利点です。
現在の体制と要件をお聞かせください。時差2時間を前提にした日次運用と、ラボ型開発の体制・概算見積もりでお答えします。